膳所のお家

住まいのコンセプト

住まい手さんはご夫妻とお子さん二人。 モデルハウスの大黒柱を見て、木を伐るところから始めたいとご要望いただきました。栗本林業の栗本さんと共に山の木を伐って1年間、木の乾燥を待って着工しました。この丸太を大黒柱とし、正方形の間取りのど真ん中に配置しました。ご家族の想いを象徴する存在となっています。ご夫婦ともに台所に立たれ、友人を招くことも多いということで、アイランド型のオープンなキッチンとし、リビングと一体になるよう計画しています。2階は子供室と主寝室などが個室となりますが、引き戸や障子を開けると吹き抜けから顔を合わせたり、会話したりできるようになっています。また、リビング前の庭は下屋の下に建具をつけて、道路から直接見えないようにしました。(設計士:市川由美子)
障子を開けると、吹き抜けで繋がる二階の個室。
オープンなアイランド型キッチン
玄関からガレージまで繋げた屋根。
森から大黒柱をいただきました。
設計期間2013年7月から2014年3月
工事期間2014年10月から2015年3月
構造規模木造2階建て
床面積1階:61.26㎡/2階:48.48㎡/
延床面積:109.74㎡(33.2坪)
仕上げ屋根・・・ガルバリュウム鋼板 竪平葺き
外壁・・・色モルタル掻き落し、一部杉板張り
内部床・・1階:杉厚板張り 2階:杉板張り
内部壁・・1階:杉板張り(和室のみ薩摩中霧島壁塗)
   ・・2階:杉板張り
天井・・・1階:Jパネル表し 2階:杉野地板表し