びわ湖畔の家-高島市

住まいのコンセプト

施主ご夫妻は10年後に退職し、滋賀県に移住してこられる予定で、最初の10年間は別荘のように使われます。
敷地は琵琶湖の松並木が目の前に広がり、県の自然公園に指定される区域となっています。湖岸の道路は週末に通行量が増え視線が気になることや、冬は雪が積もることも多々あるなどの理由から、基礎の高さを一般的なものより30㎝高くしています。
1階は、後々のことを考え、LDKのそばに和室を配置し、その和室から洗面所、浴室へも行けるプランとしました。
2階の寝室は、目の前に広がる松並木とその向こうのびわ湖が透けて見える景色を存分に楽しめる大きな窓を設けています。2階のもう1室はロフトです。仕事を抱えての滞在に備えて風の通る小さな部屋を作りました。(設計士:市川由美子)
松並木とびわ湖の景色を楽しむ大きな窓(寝室)
収納と書斎を兼ねたロフト
松並木とびわ湖の景色を楽しむ大きな掃き出し窓と南の採光用の窓(LDK)
設計期間2009年11月から2010年5月
工事期間2010年5月から2010年10月
構造規模木造2階建て
床面積1階:55.48㎡  2階:33.12㎡
延床面積:88.60㎡(26.8坪)
仕上げ屋根・・・カラーガルバリウム鋼板葺き
外壁・・・ラスモルタル下地 ジョリパット吹付け
一部 杉板張り
内部床・・1階:桧板張り 2階:杉板張り
内部壁・・1階・2階 薩摩中霧島壁塗り 一部クロス張り
天井・・・1階:Jパネル表し 2階:杉野地板表し