田んぼと畑と22坪の家

住まいのコンセプト

住まい手さんご夫婦は小さな子供さんと一緒に農を基本にした暮らしをしたいと土地を探しておられました。人と人の縁がつながり理想の土地が見つかり、始めた家づくりは小さな住まいで十分という思いはご夫婦共通。
眺めのよい土地を最大限に活かしたリビング。眺めを楽しめるキッチンは、畑からのアプローチもよく、朝食用のカウンターも設置しています。2階の寝室や子供室にも吹抜け側に開口を設け、通風も兼ねて、上下階のコミュニケーションも楽しめる工夫をしています。リビングの大きな窓からは琵琶湖まで見通せ、2階の北と西の窓からは里山の季節感あふれる景色を楽しめます。
畑からは土間収納を通って直接脱衣所、そして浴室へと続くプランになっています。作業の休憩場として収穫物の乾燥場として庇の深い軒下空間が有効です。(設計士:市川由美子)
家の畑と遠くびわ湖まで望めるリビングの窓
通風用に取り付けた吹抜けの開口部は子供たちのお気に入り
杉板張りの壁に囲まれた子供室の窓は季節ごとに変わる風景画。
2階の寝室と子供室は全面杉板張り。空気の調湿効果は効果大。
設計期間2018年 12月から2019年3月
工事期間2019年 6月から2019年11月
構造規模木造2階建て
床面積1階:44.72㎡  2階:28.37㎡
延床面積:73.09㎡(22坪)
仕上げ屋根・・・ガルバリウム鋼板 竪平葺き
外壁・・・モルタル搔き落とし 塗装杉板張
内部床・・杉厚板張り
内部壁・・1階:薩摩中霧島壁塗り  2階:杉板張り
天井・・・杉野地板/Jパネル表し